内容が濃くなった?物足りない?2時間→1時間の「今夜はナゾトレ」「潜在能力テスト」に賛否
2018年03月11日 16:08
芸能
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「潜在能力テスト」はオードリーの若林正恭が司会を務め、「ナゾトレ」がさまざまなクリエイターの出題による珠玉の問題をじっくり考えて回答するのに対し、こちらは動体視力や記憶力、観察力などを試す映像問題が次々とスピーディーに展開されていくのが特徴だ。
同じ火曜日のゴールデンタイムに放映される、どちらもひらめき系クイズ番組だが、スタイルはかなり異なっているのがおもしろい。
「ナゾトレ」は16年11月の開始当初から2時間の拡大版が“通常”で、「潜在能力テスト」が昨年4月にスタートすると、それぞれを交互に2時間で放送してきたこともあり、どちらも通常1時間での放送は1度もなかった。それが今年の1月にようやく両番組とも1時間にずつ並んでの放送となった。
“1時間”になったことで、視聴者はどのような反応を示しているのか。テレビの視聴状況を調査している「テレビウォッチャー」(データニュース社、東京)によると、番組初の1時間だった1月23日放送回は「いつもの2時間より今回の1時間の方が、内容が濃く良い」(「ナゾトレ」の感想、66歳男性)、「1時間でも見ごたえはあった」(「潜在能力テスト」の感想、41歳男性)など好意的な意見がある一方、「コンパクトになったのはいいが、東大謎トレがその分減って残念」(「ナゾトレ」の感想、22歳男性)、「1時間に縮小されて、物足りない感じ」(「潜在能力テスト」の感想、30歳女性)など、放送スタイルの変更については賛否両論ある様子。
あのクイズを“もっと見たい”や“物足りない”という回答は、番組を楽しんでいたからこそで、それが次回も見たいと思わせる効果にもつながっている。ビデオリサーチ社の視聴率を見ても、直近のスペシャルと通常放送のどちらも8%台を記録するなど堅調で、1時間になったからと言って視聴者が逃げているということもなさそうだ。
隔週ではなく毎週の放送は視聴習慣がつくことも大きいだろう。低迷中のフジテレビだが、視聴率向上のためには、視聴習慣がつく編成やラインナップを根気よく放送していくことが大事になってくる。