大杉漣さん、唯一のプロデュース作が10月公開 最後の主演映画「教誨師」
2018年03月15日 00:00
芸能
膨大なセリフ量とユニークな内容のため「役者にけんかを売っているのかと思った」とも話したオリジナル脚本を体現、複雑な人間像を圧倒的な存在感で演じ切っている。
大杉さんにとっての最後の主演作で、また唯一のプロデュース作。死刑囚役に、大杉さんが亡くなる約7時間前まで撮影していたテレビ東京の連続ドラマ「バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」で共演した光石研(56)、烏丸せつこ(63)、古舘寛治(49)らベテラン俳優や、映画初出演となる玉置玲央(32)。監督、脚本は、死刑に立ち会う刑務官を描いた「休暇」などを手掛けた佐向大氏が担当。
また、劇場公開に寄せて佐向氏がコメントを発表。今回の企画を大杉さんに話した際「いいね、やろうよ」と返ってきたことが、作品誕生のきっかけになったといい「私にとって主演俳優以上の存在だった大杉さんの訃報を前に、まったく心の整理がついていません。この作品で大杉漣という役者のすごみをあらためて目の当たりにしました。おそらくみなさんも同じ思いを抱くのではないかと思います」と呼びかけた。