沢村一樹、葬儀にも参列しなかった亡き父へ「憎んでいたわけじゃない」
2018年03月23日 14:12
芸能
その後、沢村自身に反抗期があったのかどうかについて司会の黒柳徹子(84)から問われると、「僕自身は反抗期と言われるものはなかったですね。反抗期を起こす余裕もなかったので…」と振り返った沢村。その背景には両親の離婚があり、「物心ついて反抗期と呼ばれるころにはもう親父がいなくて、会う機会もそんなになかったので、親父がいたらもしかしたら反抗期があったかもしれない」と説明。
その後、沢村が役者を目指し、上京の資金を貯めるためにアルバイトをしていた19歳のころに父親は57歳の若さで他界。「言い方が良くないかもしれませんけど、介護もしなくていいし、僕らにとってはいわゆる『子孝行』だったのかなって」と、独身で亡くなった父親を偲んだ沢村。「当時は合わせる顔もないし母親に対する気遣いもあって」という理由から葬儀に参列しなかったが、「そのことへの後悔もあって、鹿児島に墓を建てました」と告白。「命日はできるだけ帰るようにして、2、3時間ぐらいかけて墓参りをしています」「墓石だけは新品のタオルで拭いています」と、亡き父への親孝行の内容を明かした。
「もともと(父親を)憎んでいたわけじゃなくて、ただ僕は母の味方をした方がいいと思っていて。でもそれももう年を取って母親も親父についてあまり言わなくなったし、自分にも家族ができたのでもういいかなっていうのもあって」と過去と現在の複雑な心境を語った沢村に対し、それを聞いた黒柳徹子は「お父さんはきっと喜ばれているでしょうね」と優しく締めくくった。