アルゲリッチ芸術振興財団(大分県別府市)は26日、同県を中心に5月から開幕する「別府アルゲリッチ音楽祭」に出演予定だった小澤征爾氏(82)が、大動脈弁狭窄(きょうさく)症の治療に専念するため降板すると発表した。
世界的ピアニストのマルタ・アルゲリッチ氏が総監督を務める同音楽祭は今年で20回目。大分と茨城、東京、静岡の1都3県で5月6日から6月8日まで開かれる。小澤氏は水戸市と大分市で行われる演奏会に参加予定だった。財団を通じて「とても楽しみにしていたので残念。体力回復に努めることが最重要と判断しました」とのコメントを出した。