木梨憲武 主演映画の現場で自ら焼き鳥焼く 夢中になりすぎて「少し怒った」
2018年03月29日 14:08
芸能
この日は劇場のある東京ミッドタウン日比谷のグランドオープン日で同作が初の舞台あいさつとなった。佐藤は「ミッドタウン大好きっ子の僕としては、本当に嬉しくて。早く買い物してそこ(客席)に座って映画を見たい。できるだけ早くお客さんとして来たい。最初の舞台あいさつで嬉しい」とテンションを上げた。
木梨演じる主人公の娘を演じ、父に反発する役どころだの三吉は「演じていて心が痛かった」と苦笑。木梨とは10年前にCMで親子役で共演しており、2度目の親子役。木梨も思わず「大きくなったな。お父さん、大事にしろよ」とポツリ。三吉も「大きくなりました。きょう、お父さん見に来てます」と応じた。
撮影で一番驚いたことを聞かれ、木梨は「1つの作品を作るために人数に驚いた」と感心。三吉はそんな木梨に驚いたといい、「撮影中に待ち時間が長くて、スタジオの外からいい匂いするなと思ったら、焼き鳥屋さんがあって…。焼き鳥を木梨さんが焼いてたんです」と主役自らが炊き出しを行っていたことを明かした。木梨は焼き鳥のほかにも、カレーや豚汁、ステーキなどさまざまな炊き出しがあったといい、「待ち時間はすべて店開いていると思う。後半は焼き鳥がメ―ンでしたから。一番火の状態ができた時に(撮影に)呼ぶもんだから、その時は少し怒ったんです。監督のもとへ1秒、2秒のカットを撮りに行ってすぐ火元へ戻るという毎日でした」とつい炊き出しに夢中になりすぎたことを告白。ただ、佐藤は身体を作るためにほとんど食べられなかったといい、「鳥だけ食べられました。お餅とかも食べたかったけど、我慢して、ぐっとこらえました」。ただ、その炊き出しは待ち時間の長いCGパートでの撮影だったといい、CGパートのない本郷は「そんなお店があったことを今知った。食べたかったなぁ」としょんぼり。これには、木梨が「じゃあ、(公開初日の)20日やろう」と提案。本郷も「やった、超楽しみ!」と無邪気に喜んだ。
映画化もされた大ヒット漫画「GANTZ」の奥浩哉氏(50)が原作の同名漫画を原作に、佐藤監督が「GANTZ」に続いてメガフォンをとり、世界レベルの技術で作り上げた新感覚バーチャルムービー。謎の事故でサイボーグの体になった定年間際のサラリーマン・犬屋敷壱郎(木梨)が、同様の体で人間を殲滅(せんめつ)していく高校生・獅子神皓(佐藤)と人類存亡をかけて戦う物語。木梨は16年ぶりの映画主演となる。