YOSHIKI、10歳で父が自殺…気丈な母の姿見て“死”を封印
2018年03月30日 21:45
芸能
4歳のときにピアノを弾きたいと話すと、父がピアノをプレゼント。近所のピアノ教室に通うと才能を褒められ、腕前はメキメキと上達。喜んだ父は毎年誕生日に新しい楽器をプレゼント。YOSHIKIはさらに音楽にのめり込んでいった。
しかし、つねに憧れの存在だった父が、YOSHIKIが10歳の夏休みに自殺。「最初はよく分からなかった。夢を見ているのかなと。みんな泣いているので“ああ、死んだんだ、寝ているんじゃないんだな”と…」。享年34歳。突然の出来事を受け入れることができず、母や親戚に当たり散らした。以来「なぜ僕は生きているのに、父は死んだのか」と深く考えるようになったという。
当時、父の死因は心臓発作と聞かされたが「どういう風に死ねば、楽に死ねるのかとか…。そういうことばかり考えていた」とYOSHIKI。子供ながらに自殺を「毎日考えていた」と明かした。
だが、自ら命を絶つことをやめたのは家族の存在だったという。「ただね、弟もいますし母もいたので…。一応、長男じゃないですか。なんとなく、自分がしっかりしなきゃいけないのかなって思い始めていました」と告白。母は父の遺品を写真1枚以外すべて処分。休みの日は2人の子供を外へ連れ出し、明るく振る舞ってくれたという。気丈な母の姿を見て悲しみを封印したという。
既に父が亡くなった年齢を越えたYOSHIKI。MCの中居正広が「天国のお父さんはどうYOSHIKIさんを見ているんですかね」と尋ねると「なんとなく“負けるなよ”と言われている気がします」と語った。