ジブリ映画「火垂るの墓」高畑勲監督が死去 日本アニメの礎築く
2018年04月06日 08:22
芸能
84年に宮崎駿監督の映画「風の谷のナウシカ」をプロデュース。翌年、宮崎監督とスタジオジブリを設立し、二人三脚でヒット作を生んだ。
野坂昭如さんの小説を自身の監督・脚本で映画化した「火垂るの墓」をはじめ、「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」など、監督作品は国内外で高く評価され、宮崎監督とともに日本のアニメを世界に誇る文化にまで押し上げた。
2013年には「ホーホケキョ となりの山田くん」以来14年ぶりに監督した「かぐや姫の物語」を公開。14年に世界最大級のアニメ映画祭であるフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で名誉賞を受けた。15年には同国の芸術文化勲章オフィシエを受章した。
1998年紫綬褒章。著書に「十二世紀のアニメーション」など。