関西漫才界で最も古い歴史を持つ「第53回上方漫才大賞」の発表会が7日、大阪市内で行われ、漫才コンビ「ダイアン」が大賞を初受賞した。「今まで大賞を獲ったのは凄い先輩ばかりなので、漫才師として一番欲しかった賞。うれしい」とツッコミの津田篤宏(41)。「歴史に名を残せたことに驚いてます。ドッキリなのかと」とボケが売りの西沢裕介(41)は番組のドッキリかと疑いつつ、ホオを緩めた。
くしくもこの4月から2人は東京へ進出。「東京へ行って、この賞とはもう縁がないのかと思ってた」と津田。「いいタイミング。もっと精進して2回目の受賞を目指す」と西沢は話した。優勝賞金200万円については「お世話になった後輩らにパーッと使いたい」と西沢がぶち上げたが「絶対にウソ。ありえへん」と津田が大笑いした。
一方、奨励賞(賞金150万円)は「和牛」が受賞。新人賞(賞金100万円)は「祇園」がコンビ結成14年目で初タイトルを獲得した。