「半分、青い。」滝藤賢一、20代演じ「意外といける」 泣けない俳優自称も永野熱演に号泣
2018年04月08日 08:00
芸能
―出演者発表会見で「まさか自分が朝ドラヒロインの父親役に…」と発言。改めて、朝の顔となるにあたっての心境は
「これまで多くの悪役を演じてきましたが、宇太郎は笑顔満載、愛妻家で育メンです。収録では多くの方に助けられています。特に(宇太郎の妻である晴(はる)を演じる)松雪(泰子)さんは共演シーンが多いので芝居は勿論、もはや心の支えです。松雪さんなしでは宇太郎という役は成立しないだろうと思います。松雪さんは憧れの女優さんで絶大な信頼を寄せているので、自分の役に関してはなんの心配もしていません」
―宇太郎は明るく前向きでユニークな父親。役へのアプローチは
「永野芽郁さん、松雪泰子さんをはじめ、中村雅俊さん、風吹ジュンさんなど共演者の方々は素晴らしい役者さんばかり。皆さんの芝居をどのように受けてリアクションすれば面白くなるのか、と考えながら演じています。長髪にベルボトムの衣装は当時流行っていたとはいえ、おかしいですよね(笑)。松雪さんと『これ、コントですよね』と話をしていて…。とてつもない違和感がありましたけど、ずっとあの格好なので慣れてきました」
―40代のお二人が夫婦の若かった時代も演じます。心がけたことは
「気をつけるも何も僕、41歳ですからね…。メイクさんと衣装さんに頼りきっています。だいたい20代位と思って観てもらえるように願うしかないです(笑)。スタッフの方に『(18歳の)永野芽郁ちゃんが40歳ぐらいまで演じるので、その逆も平気です』と言っていただいたので、それを信じてやっています。まあでも、僕は自分で見て20歳ぐらいに見えましたよ。お、意外といけるなって…(笑)」
◆“泣けない俳優”自称も永野のフルパワーに号泣「泣きたくないのに…」
―ヒロインを演じる永野さんの印象は
「笑いも泣きも怒りもフルパワー。役作りで計算されたというより、鈴愛そのもの。鈴愛は彼女にしかできない。何度、彼女に泣かされたかわからないです。東京に出ていく鈴愛を見送るシーンで、『頑張ってこい!』と笑顔で見送りたいのにダメでした。泣きたくないのに信じられないぐらい泣きましたよ。彼女の持つなにかが僕の中にある何かに触れているのかもしれません。こんなことめったにないです。あの何かってなんだろう…」
―夫婦を演じている松雪さんの印象は
「松雪さんは撮影スケジュールが大変なのに、いつも元気でしんどそうな素振りは一切見せない。いつ話しかけても明るく、丁寧に応えて下さいます。僕がどんな芝居をしても大きな受け皿で受け止めて下さり、常に相手のことを思って芝居をしてくださっている本当に素敵な女優さんです!松雪さんのおかげでとてもいい夫婦、とてもいい家族を築けていると思います」
―宇太郎を演じるにあたっての意気込み
「一生懸命働いて家族とともに時間をすごす。細かいことは言わないし、勉強しろとも言わない…。実際の僕もあのまんまという感じですね。能天気で優柔不断なところも僕と似ていると思います(笑)。僕も4人の子どもの父親ですが、現実の僕も宇太郎も何があっても子どもの味方である父親でいたいなと思っています」