朝ドラ&大河“連投”の長谷川博己 40代でついに大役、さらなる飛躍へ
2018年04月22日 10:00
芸能
「まんぷく」はインスタントラーメンなどを開発した日清食品創業者の安藤百福さんと妻の仁子さんをモデルに、失敗と成功を繰り返す実業家の夫を支える妻がヒロインの作品。夫婦二人三脚の物語のため、長谷川の出演シーンの多さは必至。NHK大阪放送局制作で、撮影期間中はほとんど大阪に行きっぱなしとなるのが通例だ。
一方、「麒麟がくる」は大河で初めて光秀を主役とし、謎めいた前半生から生涯を描く。ドラマ関係者は「戦国ものでは、所作や殺陣、乗馬の練習などが必要となる場合が多い。大河の主演となれば、クランクインまでに半年から1年近くかけて準備する人がほとんど」と説明。朝ドラ終了後の数カ月間、息つく間もなく光秀役の準備に時間を費やすことになりそうだ。
短期間での朝ドラから大河への連投は、過去には渡辺謙(58)が86年4〜10月放送の朝ドラ「はね駒」でヒロインの夫を演じ、翌年1月から大河「独眼竜政宗」で主演。宮崎あおい(32)は06年4〜9月放送の朝ドラ「純情きらり」でヒロインを演じ、08年1月から大河「篤姫」に主演した。
長谷川は20代の頃に何度も朝ドラのオーディションを受けて落ちたといい、今回が初の朝ドラ出演。大河主演についても会見で「俳優にとって一つの目標」と話し、どちらも40代でやっとつかんだ念願の大役だ。10年の同局のドラマ「セカンドバージン」がブレークのきっかけとなっただけに、同局の看板ドラマ連投がさらに飛躍の機会となりそうだ。(記者コラム)