「西郷どん」大河超異例の日本語字幕にネット反響 ロケ地・奄美大島の雰囲気生かす
2018年05月13日 20:00
芸能
冒頭から、良き相談相手・ユタ(秋山菜津子)と、とぅまの会話で「もうすぐお前の夫がやってくる 海の向こうから」「私の夫が?」「しかし災いも連れてくる」「災い…」と標準語字幕が表示された。
インターネット上には「奄美の言葉は薩摩ことばより分からない。字幕が付くのはありがたい」「このドラマ、方言に対するこだわりは凄いと思う」などの書き込みが殺到。反響を呼んだ。「薩摩ことばにも字幕が欲しい」などの要望もあった。
沖縄を舞台とした93年の「琉球の風」(主演・東山紀之)は、セリフをほぼ標準語にして字幕を使うことはなかった。同局関係者は「今回もセリフを標準語に近づけることを検討したが、ロケ地の奄美大島の良い雰囲気を大事にするため、奄美の言葉をそのまま使用することにした」と説明した。
二階堂は撮影前、方言指導者のもとで特訓し、地元女性になり切った演技を全開。「島の方々の気持ちや見えない力みたいなものに助けられながら撮影させていただいた」と話している。