西城秀樹さん、“スタジアム葬”でお別れ 功績称え祭壇に球場再現
2018年05月22日 05:30
芸能
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現役のまま逝った西城さんに用意された“ラストステージ”。関係者は「西城さんはスタジアムライブの先駆者。今では当たり前でも、当時では考えられなかった演出でファンを熱狂させた。その多大な功績を称える形になる」と話した。
74年8月3日、西城さんは初めて大阪球場に立った。「ヒデキ・イン・スタジアム 真夏の夜のコンサート」。工事用クレーン車で地上40メートルに宙づりにされたゴンドラに乗っての歌唱、ヘリコプターを使った派手な演出、豪華な打ち上げ花火…。当時の技術では困難と思われた演出を、スタッフとともに命懸けで成し遂げた。
同所での公演は83年までの10年間、毎夏に開催された。「本拠地の南海ホークスの試合よりも客が入る」と言われたほど、スタンドは超満員だった。通夜、葬儀の会場では、大阪球場で歌われた曲など、数多くのヒット曲がBGMで流される。
≪ベスト盤注文殺到≫西城さんのベスト盤「GOLDEN☆BEST deluxe」(10年)と「GOLDEN☆BEST シングルコレクション」(12年)に注文が殺到している。発売元のソニーミュージックには21日午前までに計約3万5000枚の追加注文が全国のCDショップなどから寄せられた。品薄のためCD出荷を急いでいるという。また、訃報があった17日以降、西城さんの曲のデジタル配信は計2万5000ダウンロードに達していることも分かった。