74年初の球場ライブ 祭壇に大阪球場再現 22曲流れた“ラストコンサート”で4000人合掌
2018年05月26日 05:30
芸能
流れているのは、ヒット曲「傷だらけのローラ」や「ギャランドゥ」、15年の最新曲「蜃気楼」まで22曲のメドレー。代表曲「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」では曲に合わせて「YMCA」と手振りをするファンも。青山葬儀所という“コンサート会場”はファン2500人の長蛇の列ができた。
祭壇は緑色の花で球場の外野席をイメージ。飾られた赤やピンク、白いバラは観客。祭壇全体にちりばめられた白いLEDライトは、まるでペンライトのように点滅した。
葬儀関係者は「ラストコンサートの発案は奥さま。歌を口ずさんで思い出に浸ってくれるファンが多かったので、秀樹さんも喜んでいると思います」と、美紀夫人(45)の思いを代弁した。
胸まで開いた赤いシャツ姿の西城さんの遺影は今にも歌いだしそう。01年に宣伝用に撮影されたもので、美紀夫人が選んだ。マイクスタンドに立つのは愛用の白いマイク。遺影に向かって広がる白い花でスポットライトを表現し、華やかなステージとなった。
関係者1500人と合わせて4000人が参加した「ラストコンサート」。参列者はさまざまな思いを抱き、手を合わせていた。