ミスター麻雀・小島武夫さん逝く 82歳「魅せる麻雀」で魅了
2018年06月01日 05:30
芸能
1970年に小説家の故阿佐田哲也さんらと「麻雀新撰組」を結成し、雑誌やテレビ番組で麻雀の高等テクニックを披露。日本テレビ「11PM」で人気を博し、麻雀が普及するきっかけをつくった。阿佐田さんの大ヒット小説「麻雀放浪記」に登場するイカサマを考案するなど、同作の技術面のモデルにもなった。
「魅せる麻雀」を信条とし、手役作りや豪快な打ち筋で人気を博した。76年の第1回最高位戦では、公開対局で初めて最も難しいとされる役満・九連宝燈(ちゅうれんぽうとう)を上がるなど、語り継がれる対局を数多く残した。81年には同連盟を設立し、競技麻雀の普及に尽力した。
長く患っていた糖尿病などの影響で、17年3月の「麻雀グランプリMAX」を最後に、公式対局から遠ざかっていた。約2カ月前から都内の病院に入院していた。