中村蒼“吉岡秀隆金田一”「悪魔が来りて笛を吹く」で三島東太郎役「常に頭を悩ませながら撮影」
2018年06月08日 16:30
芸能
原作の同名小説は1951年(昭26)発表。横溝正史作品には珍しく、東京の元華族の屋敷を舞台にしたミステリー。過去6回、映像化。今回は三重県桑名市に残る文化財級の洋館で撮影を行い、原作の持つ重厚なゴシックホラーテイストの再現に挑む。
銀座の有名宝石店で、毒物を使った殺人事件が発生。容疑者に目された旧華族の椿英輔(益岡徹)は「これ以上の屈辱に耐えられない」と自殺を遂げる。娘の美禰子(志田未来)は父の無実を信じ、金田一耕助(吉岡)に捜査を依頼。中村は、椿家の書生・三島東太郎を演じる。
金田一は椿邸で行われた奇妙な占いに立ち会うが、その夜、館に居候していた元伯爵(中村育二)が殺害される。捜査を始めた耕助は、旧華族のインモラルでおどろおどろしい人間関係が生み出した怨念や悲劇に向き合うことになる。
中村は「これまで数多く映像化されてきた金田一シリーズに自分の名前を刻めることを光栄に思います。また新しい金田一作品が産まれることにとてもワクワクしています。非常に難しい役どころで常に頭を悩ませながら撮影を行っていますが、今回の吉田組(連続テレビ小説『あまちゃん』などのNHKエンタープライズ・吉田照幸氏が演出)でしか作ることができない作品と三島東太郎を作っていけたらなと思っています」と張り切っている。
三島東太郎役は過去に沖雅也、石黒賢(52)成宮寛貴氏(35)らが演じた。