安藤サクラ感極まった 是枝作品「万引き家族」“凱旋”あいさつ
2018年06月10日 05:30
芸能
日本映画のパルムドール受賞は21年ぶりの快挙で、元々全国200館規模での公開を予定していたが329館に拡大。前日8日に封切られると幅広い世代が詰めかけ、配給サイドによると、13年公開の「そして父になる」の興行収入32億円を超え、是枝作品で過去最高のヒットとなるのは確実だという。
是枝監督は「小さく生んで、小さな声で届けていく作品を作ろうとスタートした。結果として広く遠くまで届くことができたのは、スタッフとキャストがいい形で作品を支えてくれたおかげです」と感謝。リリーは「たくさんの方に見てもらう機会が増えてうれしい」と喜び、樹木希林(75)も「こういう形で初日を迎えられる幸せな映画はめったにない」と称えた。
子役の佐々木みゆ(6)が段ボールと折り紙で作ったお手製のパルムドールトロフィーを是枝監督にプレゼントするサプライズも。是枝監督は「本物はプロデューサーにあげて、僕はこっちをいただきます」とこの日一番の笑顔を見せた。