河村隆一“兄貴”西城秀樹さんへ感謝の思い　緊張の紅白でも「心が安らいだ」

　歌手の河村隆一（４８）が１３日、文化放送「くにまるジャパン極」（月〜金曜前９・００）に出演。５ 月１６日に急性心不全で死去した歌手の西城秀樹さん（享年６３）への感謝の思いを語った。 　西城さんについて、楽曲提供を通じた交流や、プライベートでも「兄貴のように慕っていた」と話した河村。最初の出会いはＮＨＫの大みそか「紅白歌合戦」での楽屋だったという。「アイドルから演歌からロックからポップスまで、いろんな方がいらっしゃって。周りとどんな会話をしていいか分からないし、ソワソワしていた時に話しかけてくださったのが秀樹さんでした」と振り返った。

　新聞を開いた西城さんが、河村に話しかけてきた最初の言葉が「ねえねえ、今回出てる女性タレントの中で一番輝いてるのは誰かなあ」だったとし、その後も会話を続けてくれたという。「そういう柔らかい会話なんですよ。すごくフランクに。たぶんソワソワしているのが分かってわざと聞いてくれたんだと思うんです。大先輩が来てくれて心がやすらぎました」。慣れない場所で緊張する河村を気遣う西城さんの優しさや大きさを紹介した。

　訃報は、広島のライブに向かう途中に知ったという。「ちょうど虫が知らせるじゃないんですが、１週間、２週間前に、よく友人と秀樹さんの話になったんですよ…」と、さみしげに話した。