「ドカベン」28日発売号で完結!国民的野球漫画、連載開始から46年
2018年06月21日 00:00
芸能
神奈川県の明訓高校野球部を舞台に、強肩強打の山田太郎、悪球打ちの岩鬼正美、下手投げの里中智らの活躍を描いた人間ドラマは、少年読者のみならず年代を超えて野球ファンを魅了。故香川伸行さんのように山田と似たガッチリした体形の球児を「ドカベン」と呼ぶもとになった。
現在は、架空の4球団を含むセ・パ16球団がトーナメントでぶつかる「ドリームトーナメント編」で、山田は明訓ナインが集まった東京スーパースターズで決勝戦を戦っている。“最終章”として12年から描かれてきた。
「ドカベン」「大甲子園」「プロ野球編」「スーパースターズ編」「ドリームトーナメント編」の5編で発行された単行本は計203巻(別に傑作選が7巻)。これは16年に週刊連載を終えた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の200巻を超えコミック史上最多となる。
ON時代から、KKコンビの活躍などを経て、大リーグが身近になった現在に至るまで約半世紀にわたって描かれた物語。サッカー人気の上昇や、日本選手の大リーグ流出など日本球界の危機に対し、提言とみられる描写も盛り込まれてきた。プロ選手にもファンの多い国民的野球漫画が、ついにゲームセットを迎える。
≪ラストは特別版、プレゼントも≫「最終回特別号」と銘打った28日発売号では、巻頭カラー12ページを含めて計40ページの本編に加え、作品を振り返る水島氏の寄稿や劇中の歴史年表などの記事も掲載する。表紙イラストをあしらったクオカードのプレゼント企画などもある。