「半分、青い。」律が結婚!相手は清でも鈴愛でもなく…石橋静河 朝ドラ初出演「たくさんの発見」
2018年06月27日 08:15
芸能
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より子を演じるのは、若手注目株の石橋。昨年の国内映画賞を席巻した恋愛映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」(監督石井裕也、昨年5月公開)で俳優の池松壮亮(27)とダブル主演。看護師をしながら夜はガールズバーで働く美香の孤独を体現し、ブルーリボン賞など数々の新人賞に輝いた。
朝ドラ初出演だが、いきなり注目の役に抜擢。石橋は「私が演じるより子は、多くを想像して理解しなければならず、少し悩むこともあります」と苦労しながらも「その分、たくさんの発見や気づきがあります。そうしているうちに、気づけば、より子という役をとても好きになり、改めてしっかり演じたいと思いました」と手応え。「これからどんな風にそれぞれの人生が進んでいくのか、、楽しみに見ていただきたいです」と呼び掛けている。
折り返し地点を迎えた「半分、青い。」だが、ヒロインが漫画家を目指す「東京編(胸騒ぎ編)」は激動の展開が続き、視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)も20%の大台超えを連発。今回も物語が大きくうねった。
律は、鈴愛と同じ日に同じ病院で生まれた“運命”の幼なじみ。岐阜から東京の大学に進学し、高校時代に一度会ったきりの美少女・清(古畑星夏)と再会(第51話、5月30日)。2人は今までの時間を埋めるように急接近し、交際へ。しかし、清は律の左手の薬指にマニキュアを塗るなど、独占欲が強かった。
第60話(9日)、鈴愛と清は律の部屋で取っ組み合いのケンカ。幼なじみ4人「梟会」の写真が破れてしまい、鈴愛と律が10代最後の夏に別れる(第61話、11日)原因となった。
その後、鈴愛は漫画家デビューし、律は京大大学院に進学。律は清と破局していた(第73話、25日=ブッチャー「3年ぐらいしか、もたなかったんやない」)。1995年、鈴愛と律は24歳に。岡田医院の貴美香先生(余貴美子)の還暦パーティーに出席するため岐阜に帰省し、夏虫駅で5年ぶりに再会した。
大阪の菱松電機・中央研究所に就職が決まった律は「鈴愛、結婚しないか。京都に一緒に行かないか」と衝撃的なプロポーズ(第73話)。鈴愛の返事は「ごめん。無理だ」だった(第74話、26日)。
時は流れて99年春。28歳を迎えようとしていた鈴愛は4年前の律の言葉が忘れられず、戦友のユーコ(清野菜名)やボクテ(志尊淳)に「結婚すればよかった。あの時、律にイエスって言えばよかった」と後悔していることを告白。「(プロポーズされた)その時点で京都に行ったら、仕事は来なくなる、と思いました。そして、何を隠そう、私はそこからグングン売れるつもりでした。売れたら、律に逆プロポーズしてやる、くらいに思っていました。(『ごめん。無理だ』の返事は)今は無理。売れたら迎えに行く、くらいの(意味)。(そこまで)言う前に、電車が来てまった」と真意を明かした(第74話)。
律が結婚したのは清でも、鈴愛でもなかった。
北川氏は今年2月の合同インタビューで、律というキャラクターについて「あまり自発的に動かない子がどういう人生を見つけていくか。この作品の裏テーマだと思っています。鈴愛を受け止める役ではあるんですが、その中で、ただ優しい子じゃなく、どうやって強さ、意志を出していくか。受けの芝居と攻める芝居が内在する(佐藤)健君にしかできない役なんじゃないかと。これから律がどういうことを言って、どういうふうに動くかはまだ未知なんですが、自分が書いてきたラブストーリーの相手役として集大成になるんじゃないかなと思っています」と言及している。
より子との結婚により、律の人生はどう変わるのか。そして鈴愛との関係は――。より子役の石橋の演技、今後の展開に期待が高まる。