俳優の堤真一(54)が“赤鬼”になる。作家・重松清氏(55)の人気小説を映画化する「泣くな赤鬼」(監督兼重淳)で主演する。日に焼けた顔と熱血指導から「赤鬼先生」と呼ばれた高校野球部の監督役。10年後に再会した元教え子が末期がんで余命半年と知り、再び向き合う感動作だ。
重松作品に出演するのは12年のNHKドラマ「とんび」以来2作目。8月から始まる撮影に向けて「熱気に満ちあふれた現役監督時代の姿と、時を経て元生徒と再会した時の疲労感が漂う姿の二面性をたたずまいの違いで表現できれば」と意欲。「まずはバッティングセンターに行こうかな」と張り切っている。
元教え子役は柳楽優弥(28)、その妻を川栄李奈(23)が演じる。来年公開。