「半分、青い。」未登場の小関裕太“異例”イベント出演と集客「天才てれびくん」以来のNHKは「ホーム」
2018年07月22日 14:40
芸能
小関のドラマ登場は8月上旬。また役柄もお茶の間に浸透しておらず、今作における認知度は“ほぼゼロ”だが、物語の舞台が岐阜に戻った後のキーパーソンとあり、NHK側が期待を込め、今回のトークショーに“異例”の起用。一番乗りは始発に乗り、午前6時頃に訪れた東京都内の女性。若い女性ファンが会場を埋め尽くし、前日21日のトークショー(約160人)を上回る約210人が集まった。
小関は「現場の雰囲気は出来上がっている状態で、途中参加でしたが、楽観的な明るい役なので、役のテンションで緊張もなく、撮影初日から共演の皆さんと連絡先を交換しました」と、いきなり現場になじんだ。それでも「プレッシャーもありました。自分が物語のどういう色付けにならないといけないのか。埋もれちゃいけないし、出すぎてもいけないし。朝ドラは1日で1週間分のリハーサルをして、本番は一発で決めないといけない。その中で皆さんがやっていらっしゃったのを知り、より皆さんのパワーを感じました。永野さんも一瞬で泣きますし。でも、すごいなとばかり言っていられないので、覚悟を決めて楽しくやっていました」と撮影を振り返った。
脚本を手掛ける北川悦吏子氏(56)がアテ書き。「普段から『ワオ!』とか言ったりするので。どうして分かったんでしょうね。やりやすい役で、ビックリしました」と不思議がった。NHKの仕事は、小学5年〜中学1年に出演した「天才てれびくんMAX」以来10年ぶり。「その3年間は、2時間目に学校を早退して、夜遅くまでNHKで番組を撮って。NHKにいた時間の方が長かったので。自分にとっては母校よりも、学校の感覚。今回、ホームに帰ってきた感じで、うれしく思います」と感慨深げだった。
朝ドラ関連としては異例のイベント。東美濃地域の観光PRや物産販売を実施。20%を超える高視聴率を連発している「半分、青い。」の人気が県を動かし、地域活性化に一役買った。29日まで。
ヒロイン・鈴愛の生まれ故郷・岐阜は、北川氏の出身地(美濃加茂市)。県の地域振興課によると、ロケ地となった恵那市岩村町に例年の数倍の観光客が訪れるなど、活況。今回は「半分、青い。」のロケ地情報を含む東美濃の広域観光パンフレット、東美濃地域131店舗の情報をまとめた広域五平餅マップを作り、イベント来場者に配った。
28日は岐阜ことば指導の尾関伸次(38)、29日は鈴愛の親友・菜生役の奈緒(23)、鈴愛の弟・草太役の上村海成(21)がトークショーを開く。