芦田愛菜、早坂暁氏の最後の作品「花へんろ」に出演「思いを大事に丁寧に演じさせていただければ」
2018年07月24日 15:12
芸能
早坂氏が「これだけは未来のために書き残したい」として病と闘いながら執筆した作品。芦田は「早坂先生の思いがたくさん詰まった作品に参加させていただいてうれしく思う」といい、「春子のまっすぐで純粋な兄への思い、早坂先生の大切な思いを大事にしながら丁寧に演じさせていただければと思っていた」と役作りについて語った。
舞台が松山であることから、キャストは伊予弁を習得。主演の坂東は、「苦労したのはやっぱり方弁。方弁と当時に演技の間とかも全部考えながらやるのは結構(大変だった)」と悪戦苦闘。「早坂先生の生まれ故郷である松山をうまく表現したかったので、方言を話すことは大切に考えていた」という芦田も、撮影前に方言のテープを聞き込み、本番に挑んだ。
同作は戦争中の日本。芦田が演じる春子も、広島に投下された原子爆弾に巻き込まれていく役となる。芦田は「戦争によって当たり前だと思っていた日常が壊されている恐怖を知らないからこそ、同じ過ちを起こさないよう、忘れないように若い世代が戦争について考えることが大切なんじゃないかと思いました」と話した。