黒柳徹子「雅彦ちゃん…」 津川さん追悼「最も尊敬し、大好きだった俳優さん」
2018年08月08日 14:40
芸能
「雅彦ちゃんほど、面倒見のいい人はいません」「雅彦ちゃんが、人の悪口を言ったことを聞いたことは、一度もありません」「雅彦ちゃんみたいにお金を使った人も知りません」「雅彦ちゃんみたいに面白い人は知りませんでした」などと津川さんの人柄を紹介した。
最後に会ったのは津川さんの妻・朝丘雪路さんが亡くなった後に出演した6月7日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月〜金曜正午)での収録だった。
「忙しくても、私の芝居を、毎年、全部見てくれた雅彦ちゃん」と感謝し、「私は、17歳くらいから知っていましたが、その歳その歳でいい俳優でした。でもこれからが、一番おもしろい津川雅彦さんを見られるはずだったのに!」と残念がり、「私の最も尊敬し、大好きだった俳優さんでした」と締めくくった。
◇黒柳徹子コメント全文
雅彦ちゃん
私は、徹子の部屋が始まる前、ずっとテレビドラマに出ていました。その中で、一番共演が多かったのが、津川雅彦さんでした。恋人もやった、秘書もやった、あらゆる役を雅彦ちゃんと共演しました。
雅彦ちゃんの叔母さんの女優、沢村貞子さんが、私を娘のように可愛がってくださっていたので、沢村貞子さんの甥の雅彦ちゃんとは、昔から、兄妹の様な感じでした。
雅彦ちゃんほど、面倒見のいい人はいません。
たくさんの若手俳優さんに、惜しみなくご飯をご馳走して、また、皆に仕事のチャンスが来るように考え、いろいろと教えてあげてました。
雅彦ちゃんが、人の悪口を言ったことを聞いたことは、一度もありません。
でも、私の周りで雅彦ちゃんみたいにお金を使った人も知りません。
例えば、徳島の阿波踊りを見に行くのに、祇園の舞妓さんや芸妓さんを一緒に踊ろうと連れて行き、しかも全てが近代的な感じにセッティングされていて、雅彦ちゃんみたいに面白い人は知りませんでした。
最後に会ったのは、奥さんだった朝丘雪路さんが亡くなった後の徹子の部屋でした。
忙しくても、私の芝居を、毎年、全部見てくれた雅彦ちゃん。
私は、17歳くらいから知っていましたが、その歳その歳でいい俳優でした。でもこれからが、一番おもしろい津川雅彦さんを見られるはずだったのに!
私の最も尊敬し、大好きだった俳優さんでした。
平成30年8月8日
黒柳徹子