浜村淳 津川雅彦さんをしのぶ「色気があって悪役もできる貴重な存在だった」
2018年08月08日 19:09
芸能
馬鹿話をしたかと思えば、芝居論を熱弁。映画「ひとひらの雪」で女性に翻弄(ほんろう)される役を演じた際には、自分にも役柄と似たぶざまな面があると話すなど、飾らずさらけ出す人だった。
二枚目の津川さんは当時から浮いた話に事欠かず、「もう時効だから」と自ら武勇伝を披露することもあった。だが、津川さんが映画「マノン」(81年)に出演した際、浜村が妻の故・朝丘雪路さんに「彼、悪い役やってましたね」と言うと、「まー君は実際そんな悪い人じゃないんですよ」と笑顔。「夫婦愛を感じました」と振り返った。
役者としても「色気があって悪役もできる貴重な存在だった」と絶賛。「名優と呼ばれる人が次々に天国に旅立つのが本当に寂しい」と惜しんでいた。