山田孝之 映画プロデューサー初挑戦も苦笑「どこにいってもつらいですね、結局」
2018年08月26日 13:42
芸能
安藤は映画「キッズ・リターン」(96年)での鮮烈な映画デビューを飾り、注目を集めると、映画を中心に俳優活動を行ってきたが、12年に当時所属していた事務所を退社し、一時俳優活動を休止するも、3年後に復帰。現在では、映画だけでなく、ドラマなどにも積極的に出演している。
活動休止の理由を斎藤から聞かれた安藤は「自分たちの世代って映画だけに集中してやってきたから、映画だけじゃなくて、ドラマやったりとか、マルチじゃないと通用しないという、時代の変化に対応が追いつかなかった」と吐露。さらに「日本映画をずっとやっていくルーティーンに少し飽きてきたというのもある。作品を撮って、番宣して、1カ月流れたりとか、ずっとシステム化していて、何かちょっときついなと思って」と理由を明かした。
その言葉を受け、山田は「表に立っている僕らに、シワ寄せというか、何でこんなことをしないといけないんだろうってことがやっぱりある。それこそ、宣伝活動だったりとか」と作品の宣伝活動に疑問を感じることがあることを告白。「どんどんどんどん消費されていく。何かもうちょっとうまいことできないのかな(と思った)」と続けた。
山田は映画「デイアンドナイト」(19年1月公開)で映画プロデューサーにも初挑戦。「自分が作る側に立ってみたら、なぜこういうことが起きているのかもわかるだろうと思ったのでやってみて、どこにいってもつらいですね、結局」ともらし、苦笑した。
安藤は「最近、休日がなくて、休日に憧れて、台本読むのもつらくて。役者つらいなって思ってるんだよね。今が今が一番つらい。台本とかセリフとかにずっと縛られているのが凄く嫌だなって役者って。役者って自由じゃない、不自由だなって」としみじみ。山田も「俳優としての仕事をすればするほど、自分でいる時間がどんどんなくなっていく。架空の他人のことを考えているワケですもんね」と同調していた。