神田沙也加 念願の「マイ・フェア・レディ」で実感「ミュージカルっていいな」
2018年09月15日 17:00
芸能
念願だったという役どころに「本当に今日までずっと幸せで、毎日、ナンバーを歌わせていただくのも、衣装を着替えても全部嬉しくて。芝居の面白さだったり、すごく原点に立ち返ったのが、ミュージカルっていいなってすごく思いました。だから、幸せな体験をさせていただいています」と目を輝かせた神田。「『マイ・フェア・レディ』ってすごくシンデレラストリーに見られがちなんですが、イライザという一人の魅力ある女性が知性を身に着けたことで、イライザがもともと持っていた魅力がより浮き彫りになってきたというふうに後半見えるかが勝負だなって。イライザの普遍のものをいつも持っているようにしようと。何を狙わない、奇をてらったことをしないことを気をつけました」を力を込めた。
今回は神田&別所、朝夏&寺脇のダブルキャストでの公演。寺脇は「お互いの稽古をほとどん見ないまま、シャットアウトしていたのが逆に良かった。まったく色の違う花が咲いていると思う。それぞれの魅力的なチームになっているので、両方見てほしい」。別所も「それぞれが鳥類と魚類ぐらい違うかも。それぞれの色が違うように頑張りたい」とあおった。
1956年にアメリカ・ニューヨークで初演され、64年にオードリー・ヘプバーン主演で映画化された同作。ロンドンの下町に住む貧しい花売り娘のイライザ(朝夏、神田)が、言語学者のヒギンズ教授(寺脇、別所)から淑女になるための厳しいレッスンを受け、見違えるように麗しい貴婦人に変貌を遂げる姿を描く。