「ぎぼむす」新境地開いた綾瀬はるか 最終回も「心揺さぶるものになれば」
2018年09月16日 08:30
芸能
![「ぎぼむす」新境地開いた綾瀬はるか 最終回も「心揺さぶるものになれば」](/entertainment/news/2018/09/16/jpeg/20180915s00041000393000p_view.jpg)
本格的な母親役は今回が初めてだった綾瀬は「亜希子さんも義母ということで8歳のみゆきちゃんになかなか受け入れてはもらえず、母として親子としてと奮闘するわけですが、一緒に(母親がどういうものか)知っていくことができた感じでした」と振り返る。
亜希子は33歳の若さで部長となったエリートでありながら、義娘との初対面時にふりがな入りの名刺を渡し、娘が不機嫌になった時には取引先にわびを入れるように土下座する天然な一面も。普段は“無表情”だが、「無表情ということではなく、常に先を考えて行動するところもあって、無表情のように見えるといった風に解釈していました」と演技の骨子を説明。ドラマの放送開始前に「(亜希子は)今まで演じたことがない女性だと思います。だからこそ、演じていてすごく面白い。一生懸命さゆえの無表情。だから、ただ無表情でセリフを言うのではなく、“前のめりの無表情”を意識しています」と語っていた通り、劇中ではさまざまな“無表情”で感情を表現し、新境地を切り開いた。
さらにファンの間で“神回”と称された第6話(8月14日放送)では、がんと闘病していた良一の死が描かれ、亜希子とみゆきが“母子”としての絆を噛みしめながら涙するシーンが感動を呼んだ。「無表情な人が、初めて泣く、初めて笑う場面はすごく大切なポイントになると思うので、今から演じるのがすごく楽しみ」と語っていたように、感情の爆発でも視聴者を魅了した。
18日の最終回では、脚本の森下佳子氏が「(原作)漫画の最後に出てくる1つのセリフが本当に素晴らしい。そのメッセージのためだけに10話を費やす価値があると思うほど」と話す感動のクライマックスが展開される。綾瀬も「小さな奇跡を見つけながら、義母と娘が懸命に生きてきた物語のラストが、視聴者の皆さまの心を揺さぶるようなものになれば良いなと心から願っています」とし、「是非、最終回の放送をご覧ください」と視聴者に呼びかけた。