ライブ会場外にもファン1万人 ひしめき合い「少しでも声を」
2018年09月16日 08:05
芸能
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地元沖縄のファンにも特別な思いがある。那覇市から来た与那嶺若葉さん(35)は「彼女は沖縄出身で一番最初にビッグになった人。安室ちゃんがいたから沖縄の女の子は勇気をもらえた」と語った。
90年代半ば、東京・渋谷の街を自身のファッションをまねた“アムラー”と呼ばれる若い女性であふれさせ、ミリオンセラーを連発。沖縄らしさを強調することはなかったが、安室の存在で「沖縄=カッコいい」という図式ができた。那覇市の名渡山純子さん(28)は「内地(本州)の人たちに、沖縄を良いイメージで伝えてくれた」と感謝する。
ラストステージが故郷にもたらす経済効果は大きい。経済評論家の荻原博子さんは「交通費や宿泊費、飲食費だけでなく、観光に落ちるお金も大きい。安室さんグッズも買うでしょうし、20億円以上の経済効果があるかも」と試算した。
2000年の沖縄サミットでイメージソングを歌うなど、沖縄を象徴する存在でもあった歌姫。名渡山さんは「同じ沖縄県人で良かった」としみじみ語った。