岡田惠和氏、北川悦吏子氏「半分、青い。」は“異色”漫画家辞める鈴愛の描写「朝ドラとして一番珍しい」
2018年09月16日 20:55
芸能
岡田氏は「ちゅらさん」(2001年前期)「おひさま」(11年前期)「ひよっこ」(17年前期)と3作、朝ドラを生んだ名手。「半分、青い。」のヒロイン・鈴愛(永野芽郁)が心身ともにボロボロになり、漫画家を辞めるストーリー展開と描写に「モノづくりをする人と才能の関係、その描き方が一番、朝ドラとして珍しいと思いました。それは(胸に)刺さったというか『うわー』ってなりました(笑)。朝ドラで、こんな気持ちにさせられるんだ」と同じクリエイターとして感想。北川氏は「申し訳ないような気持ちもあります。朝ドラという枠を結構、度外視して書いてしまったかもしれません」と応じた。
岡田氏は「とはいえ、朝ドラという実態はあってないようなもの。何となく成功作のフォーマットがあって、今回はそれとは違うけれど、それはもう毎回、作り手が更新していかないといけないと思います。じゃないと、みんなが同じ穴を掘っていても厳しい。どこかアップデートしていくんだと思います」と北川氏が挑んだ“異色作”を評した。