「まんぷく」内田有紀 初の大阪弁と「西郷どん」京都弁、似て非なる“二刀流”楽しんでいます
2018年10月02日 08:30
芸能
「準備が好き」と言う。20代には「感覚で演じた方がいい」と思うこともあったが、年を重ねるにつれて入念に準備するようになった。「怖がりになったんだと思うんです。良い意味で役に対する責任感を持ちました」。話し方、声、クセ、点を打つか、息を吸うかなど、全て作り込む。
今回は、自身のセリフを何度も何度も聞き込んだ。方言指導の先生の声を録音した音源を、英語の学習のように繰り返して聞いた。「ここは上がるんだ、ここは棒読みみたいなんだと、面白さが凄いありました」と振り返った。
一方、放送中の大河ドラマ「西郷どん」では京都弁を操る。大久保一蔵(瑛太)を支えた芸妓(げいぎ)・おゆう役。春に朝ドラの撮影が始まってからは、大阪弁と京都弁の二刀流だが、「同じ関西系の言葉でよかったですね。京都弁は言葉の奥にある色っぽさとか、人間の毒とかが感じられる」。全く異なる役柄を演じることを楽しんだ。
「小学生の頃は“おしん”が大好きだった」という。朝ドラのオファーを受け、思い浮かんだのは亡き祖母の姿だ。「朝ドラが大好きだったんです。祖父母の家に遊びに行くと、朝ご飯の時は必ず朝ドラを見てて。天国で喜んでくれてるかな」。