“坂道”に押され気味だったが…AKB48グループに復権の兆しの理由
2018年10月28日 06:50
芸能
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乃木坂を見てみると、新曲「帰り道は遠回りしたくなる」(11月発売)が約124万回。AKBとしては最近ライバルの影に隠れがちな印象が強かっただけに、運営関係者は「勢いが復活してきた」と手応えを口にする。
28日に千秋楽を迎えるメンバー出演の舞台「マジムリ学園」はのべ1万2000人を動員。関係者の間では予想以上の動員数だったといい、こうしたところにも勢いが出てきている。
好調な要因として大きいのが、宮脇咲良(20)ら主力クラスまで参加して話題になった韓国のオーディション番組「プロデュース48」だ。K―POPファンの日本人や外国人にもAKBが認知されるようになった。
「NO WAY MAN」では宮脇がセンターを務めるなど同番組で活躍した9人が選抜入り。公開中のMVのコメント欄も日本語のほか英語、韓国語、中国語と国際色豊かで「前作には見られなかった傾向。プロデュース48の影響が出ている」とレコード会社関係者は分析した。
ファン層にも変化が出てきた。イベントで男性ファンの比率が高かったが、運営側は「コンサートや握手会に女性が目立つようになった。日本のK―POPファンにも興味を持ってもらえるようになったのではないか」と説明。「女性ファッション誌がアイドルを起用することを嫌がらなくなったことで、アイドルの露出が増えたことも大きい」という指摘もある。
プロデュース48のオーディションから選ばれた日韓12人組ガールズグループ「IZ*ONE(アイズワン)」もデビュー前からインターネット上の熱量が高い。29日にデビューすれば話題になることは必至だ。AKBグループからは宮脇、矢吹奈子(17)、本田仁美(17)の3人が2年半にわたって「アイズワン」の活動に専念。AKB側にとって痛手になると思われていたが、3人がAKBグループへの入り口になって新規ファンを呼び込んでいきそうだ。