BTS“原爆T”で米団体「謝罪すべき」、日韓超えた国際問題に
2018年11月13日 05:30
芸能
同センターは世界各地の反ユダヤ主義や、ナチスを称賛する言論をチェックしている。95年には文芸春秋社の男性誌「マルコポーロ」が、ユダヤ人虐殺の事実を疑問視する記事を掲載したことに抗議。広告を出稿していた企業にボイコットを呼び掛けたことなどで、同誌は廃刊となった。
今回の騒動については、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(73)らが今月5日ごろから、同センターのツイッターアカウントに報告。関連画像を添付して「これをどう思いますか」などと問題提起をしていた。
BTSは13日から2日間東京ドームでコンサートを行い、4大ドームツアーを開始する。最新シングルは13日発表のオリコンの週間ランキングで、海外アーティストで初めて初週売り上げが40万枚を超える45万5000枚で初登場1位。米国でも5月にアルバムがビルボード200で韓国勢初の1位に輝いた。日本にも多くのファンを持つグループがどのような対応をするのか。世界から大きな注目が集まっている。
≪CNN、BBCも報道≫米CNNのサイトもこの日までに東京発の記事として、BTSの音楽番組「ミュージックステーション」出演中止騒動を詳しく報道。日本と韓国は第2次世界大戦に関して特に過敏になることや、BTSが米国でも爆発的な人気があると紹介した。英BBCは両国のSNS上の意見を引用し、原爆Tシャツに嫌悪感を示す声や、両国の緊張についてBTSに責任はないと擁護する投稿を載せた。
≪映画は予定通り公開≫今月15日に公開されるBTSのドキュメンタリー映画「Burn the Stage:the Movie」を配給する東宝映画事業部はこの日、スポニチ本紙の取材に「予定通り公開し、内容の変更もない」と話した。“原爆Tシャツ”騒動を受けて、ネット上では「公開が中止になるのではないか」などとファンから心配する書き込みが相次いでいた。