賀来千香子 目を潤ませ「残念です」 さくらさんは「ちびまる子ちゃんのまんま」

2018年11月16日 12:57

芸能

賀来千香子 目を潤ませ「残念です」 さくらさんは「ちびまる子ちゃんのまんま」
「さくらももこさん ありがとうの会」の祭壇(撮影・森沢裕) Photo By スポニチ
 8月15日に乳がんのため死去した国民的人気漫画「ちびまる子ちゃん」の作者・さくらももこさん(享年53)をしのぶ「さくらももこさん ありがとうの会」が16日、東京・港区の青山葬儀所で執り行われた。約1000人の関係者が参列し、さくらさんとの別れを惜しんだ。
 知り合って27年、公私共に親交が深かったという女優の賀来千香子(57)が弔辞。「さくらさん、ここにこうして立たせていただくと、本当にいなくなったことを受け止めなくちゃいけないことに戸惑いを隠せません。さくらさん、もう一度、会いたかったです。私はさくらさんは天才だと思っています。さくらさんの作品は永遠です。本当にお疲れ様でした。さくらさんの残された息子さんもあんなに立派になられて、どうか安らかにお休みください。少し休んだら、そちらから、明るいエネルギーを送ってください。本当に本当にありがとうございました」などと、時折、言葉をつまらせながらメッセージを送った。

 会の後には報道陣の取材にも対応。「まだ半分信じられない気持ちというか、信じたくない気持ちがあって、こうして伺わせていただいて、本当に良かったと思う。やっぱり認めてしまうことになるので…残念です、本当に」と目を潤ませつつ、「さくらさんは明るい方だから、なるべく明るくお答えしなくきゃ、はい」と笑顔を見せた。

 出会いはさくらさんのエッセイ「ももの缶詰」。賀来が本を読み「一方的に、パワーをいただいた気がして、いちファンとしてお手紙を出させていただいた」といい、それがきっかけでさくらさんから「会いたい」と連絡があり、自宅兼アトリエに伺ったのが最初だった。「その日のうちに、意気投合させていただいた。(後で)本当に楽しくて良かった!とお電話で言い合ったのをはっきり覚えています」としみじみ。

 その後も、定期的に食事をしたり、メールし合ったり、交流が続いた。さくらさんについて「もう、もう、まる子ちゃんのまんま。人を笑わせてくれるのが好きで、本当に一緒にいると、お腹をよじらせて、涙を流して笑っていて、『千香ちゃん、また笑ってるよ!』ってどんどん畳み掛けて笑わせてくれる感じだった」と思い出を語った。
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