「カパル」ゆるキャラ日本一はSNS効果 “無効票”騒動の中大逆転V
2018年11月18日 19:52
芸能
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カパルはネット投票、前日とこの日のイベント来場者による決選投票ともに1位を獲得。志木市文化スポーツ振興公社の職員はアルバイトを含め数十人という。カパルのアテンド役・権田原花子さんは「組織票の“そ”の字もない弱小団体」と話し、IDの大量取得や配布は「ない」とした。
得票数を稼げた理由として、「カパルはツイッターが大好きでたくさんの人と会話してきた」とSNSの効果を挙げた。エゴサーチして、検索されたツイートに片っ端から返信。一日1000〜2000件ものやりとりをして、2度アカウントが凍結したほどだ。実行委員会の西秀一郎会長も「カパルはケータイからの投票、全国からの投票が多かった」と明かしており、地元や身内の応援だけでなく、全国からの支持を得ての勝利となった。
この日も会場には、カパルと同じ黄緑色のハッピを着た応援団が集結し、悲願のVに涙を流して喜んだ。権田原さんによると、「職員ではなくツイッターでつながった“お友達”が応援に来てくれた」といい、「私たちも驚くほど熱が高かった」と感激した。
ネット投票で事前に公表されていた118万票が80万票に減り、こにゅうどうくんが3位に終わった四日市市の森智広市長は(40)、「認められた80万票は市民の思いがつまったもの。今はすがすがしさでいっぱい」と語った。一連の報道について「“組織票”と一方的な先入観で伝わったのには忸怩(じくじ)たる思いもある」と違和感を口にし、ルールの範囲内での投票活動という認識を示した。
だが、連日の報道による効果は抜群だった。「記録より記憶。結果的に、全国の方にこにゅうどうくんの記憶が残った。グッズも飛ぶように売れ、観光協会にあったグッズはすべてなくなった」と、知名度アップに手応え。こにゅうどうくんは今回が最後の出場となり、実行委員会に票数削除についての説明を求める意向もなし。「もうノーサイド。次を見て歩いて行きましょう」と話した。