東野圭吾氏 主人公は木村拓哉イメージして執筆…「いうまでもない」と絶賛コメント
2018年11月20日 19:09
芸能
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木村は「断る理由がそこにないなというのがあった」ときっぱり。「『マスカレード・ホテル』という原作はすでに読んでいたんですが、『マスカレード・ホテル』というタイトルよりも東野圭吾っていう原作者に目がいった自分がいたので、嬉しかったです」とオファーを受けた瞬間を振り返った。
会見では、東野氏のコメントも公開。東野氏は「余程のことがないかぎり映像化にゴーサインは出さないでおこうと決めていました」といい、「それから六年後、今回の企画に『新田浩介=木村拓哉』とあるのを見て、激しく迷いました。というのは小説の連載中、新田を描く際に漠然と思い浮かべていたのが、まさに木村さんだったからです」と木村をイメージして、原作が書かれていたことが明かされた。
その事実を撮影を終えた打ち上げの席で東野から直接聞かされたという木村は「嬉しかったんですけどもうちょっと早く教えてくなかったかなと」と思わずクレーム。撮影でも、東野氏は顔を出したが「そういう話はなかった」と悔しがった。その話を聞いた長澤は「小説読んだ時に木村さんぽいなと思ってました。やっぱり誠実な感じというか、まっすぐな感じのイメージなので、木村さんは…」と木村をイメージして読んでいたことを告白した。
会見で寄せられた東野氏からのコメント全文は以下のとおり。
「2011年に「マスカレード・ホテル」を刊行したところ、映像化の話が次々に舞い込みました。ホテルという華やかなな舞台が気に入られたのかもしれません。しかし私は担当者たちと相談し、余程のことがないかぎり映像化にゴーサインは出さないでおこうと決めていました。
自分の新たなシリーズしようと考えていたので、イメージを固定させたくなかったのです。
それから六年後、今回の企画に『新田浩介=木村拓哉』とあるのを見て、激しく迷いました。というのは小説の連載中、新田を描く際に漠然と思い浮かべていたのが、まさに木村さんだったからです。
悩んだ末、何かの縁を感じるので許諾しようと思うと担当者にいうと、『それでいいと思います』という答えが返ってきました。
映画を拝見し、いろいろな意味で感慨深かったです。
私が頭の中で描いた様々なエピソードが、鈴木監督の手により、ドラマチックに、そしてスリリングに再現されていました。
さらにキャラクターたちが魅力的でした。長澤まさみさんの山岸尚美は聡明で気高く、小日向さんの能勢は曲者で不気味。
その他の登場人物たちも怪しさ十分です。
新田浩介はどうだったかって?そんなこと、いうまでもないでしょう」