柳家花緑、自身の発達障害に触れ「周囲が認めてくれると楽になる」障害悩む人にメッセージ
2018年11月24日 23:12
芸能
![柳家花緑、自身の発達障害に触れ「周囲が認めてくれると楽になる」障害悩む人にメッセージ](/entertainment/news/2018/11/24/jpeg/20181124s00041000558000p_view.jpg)
「文字を読むのが苦手だと感じたのは小学生のころ」で、文字を読むのが苦手なため国語だけでなく、他の科目も授業についていけなかったという。「音読って国語の授業で読まされるじゃないですか。そこが一番きつかった。友達の前で恥ずかしいって思いを出さなきゃいけない。“みんなどうせ俺が読めないの知ってるからいいよな”と、そこまでは開き直れないですよね。子供って。やっぱり読めないのが毎回恥ずかしいんです。子供の頃から根付いている自分はバカだ、何をやっても駄目だという思いが土台にあるんですよね」と苦しい心境を打ち明けた。
番組に出演した児童精神科医師の吉川徹氏は「学習障害は知的な能力全体の障害ではないんです。特定の学習が極端に苦手。ただ、読むことが苦手だと勉強全部が苦手だと勘違いしたり、勉強が嫌いだと思ってしまうことがあります」と説明。「必ずしも読めないのではなく、文字は読めるけど凄く疲れる。疲れていると読めなくなったり、読むのに人の2倍かかることがあります」と補足した。
花緑は自身が学習障害だと分かってからは「4、5年前にこの症状が分かってからは今も(気持ちが)変化していて、どんどん公表すればするほど、逆に自信がつくかもしれないという兆しがあります。周囲が認めてくれるとすごく楽になるんです。ありがたいと思います」と告白。
番組ラストでは「(発達障害を)まず知ってもらうことが大切。多くの人にこの番組が見られたらいいなと思いました」といい、「一番悩んでいるのは当事者だと思う。自分の障害を受け入れる。私はこうやって笑って言いたいことを言えるようになったので、ぜひ早く、悩んでいる人がいたら一日も早く楽になって、もっと笑える人生を送ってほしい。これが僕の切なる願いです」と呼び掛けた。