万博再び IR誘致、“隠し球”展示物にも期待も…巨大オブジェは欲しいなあ
2018年11月30日 16:12
芸能
大阪市の吉村洋文市長も事業者選定の条件として地下鉄延伸費のうち200億円の負担を求める考えを示しており、540億とも言われる延伸事業費の綱引きは続く。
2025年の万博は健康など「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げる。再生医療など関西の企業が力を合わせて最先端技術を用い、新たな夢を伝えていく。このテーマをいかに世界に分かりやすく伝えるのかが腕の見せどころ。「月の石」や愛知万博の「冷凍マンモス」に続くパンチの効いた“隠し球”展示物にも期待したいところだ。
ただ、個人的に「?」と感じたのが「巨大なシンボルは作らず、皆がコラボして世界の課題を解決することを表現する」とした点。巨大シンボルといえば70年万博の「太陽の塔」。芸術家・岡本太郎が情熱をかけて作り上げた高さ70メートルの巨大建造物は下から見上げると背筋がざわつくほどの圧倒的な大きさ。通天閣、大阪城などと並びナニワの欠かせないシンボルとなっている。
万博会場では不可能だとしてもIR誘致のあかつきには、隣接した場所に巨大オブジェを作るのはどうか。ラスベガスのような賑やかさを求めて2025年の“岡本太郎”計画だ。7年後、誰もが見るのを楽しみにするような新たな巨大アートができることを願ってやまない。「芸術は爆発だ」を感じさせるパッションで、誰か世界をアッと驚かせてくれないものか。