北川悦吏子氏「半分、青い。」検索大賞ドラマ部門に感慨!題名決定時に検索「どこにもなかった言葉が…」
2018年12月05日 12:21
芸能
ドラマ部門(カルチャーカテゴリー)は14年=NHK連続テレビ小説「花子とアン」、15年=同「まれ」、16年=「真田丸」、17年=フジテレビ“月9”「コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜THE THIRD SEASON」。
4〜9月に放送された「半分、青い。」は、朝ドラ通算98作目。フジテレビ「素顔のままで」「ロングバケーション」「空から降る一億の星」やTBS「愛していると言ってくれ」「ビューティフルライフ」「オレンジデイズ」など数々の名作を生み“ラブストーリーの神様”と呼ばれるヒットメーカー・北川氏が朝ドラに初挑戦し、オリジナル脚本を手掛けた。ヒロインを務めたのは女優の永野芽郁(19)。岐阜県と東京を舞台に、病気で左耳を失聴した楡野鈴愛(にれの・すずめ)が高度経済成長期の終わりから現代を七転び八起きで駆け抜ける姿を描いた。
北川氏自らが脚本執筆と並行してツイッターで作品の裏側などを発信し続け、ネット上で話題に。自身の故郷・岐阜の郷土料理「五平餅」、自身の代表作の1つ「ロングバケーション」のパロディー、しゃべるぬいぐるみ「岐阜犬」など小ネタや仕掛けが満載で、急展開や朝ドラらしからぬセリフなどが賛否を呼んだが、オンエア中から劇中のワードが「Yahoo!リアルタイム検索」上位に連日ランクインした。
北川氏は「作品が決まるとまず、最初に決まったタイトルを検索します。『半分、青い。』というタイトルを思いついた時もいつもと同じように検索してみましたが、そのワードはヒットしませんでした。あの時、私だけが検索したどこにもなかった『半分、青い。』という言葉が、今こうして、たくさんの皆さんに検索していただく言葉になったことは、大きな喜びです。タイトルらしからぬタイトルを朝ドラにつけさせていただいたことに大変感謝しています」。構想5年、執筆1年半にわたった創作活動を振り返り、受賞の感慨に浸った。