指原卒業でAKB新時代 縮小必至も原点回帰 もう一度「会いに行けるアイドル」に
2018年12月16日 09:00
芸能
指原が卒業を考え始めたのは数年前。それはAKBにとって新体制移行への準備期間でもあった。岡田は12年に、小栗は14年に加入。2人はAKBの1期生・前田敦子(27)や2期生・大島優子(30)ら初期の主要メンバーと交わっていない世代で新しいグループを象徴する存在としてファンにアピールすることができる。
AKBは今でこそ「国民的アイドルグループ」と言われるが、本来のコンセプトは「会いに行けるアイドル」。東京・秋葉原の専用劇場での公演と各地の握手会でのファンとの交流がグループの生命線であり、魅力の根源だ。グループの運営側にとって指原が抜ける穴は大きいが、指原以外の多くのファンにとっては、AKBの魅力に変わりはない。
劇場関係者は「指原のようなビッグネームの卒業は、AKBが原点回帰して劇場公演と握手会にさらに力を入れる契機となり、ファンにとってむしろ歓迎すべきことではないか」と指摘する。指原のいない原風景。“新世代AKB”はこれからが正念場となる。