中村勘九郎「いだてん」タイトルバックに感慨 天国の父思い「少しは“勘九郎孝行”できたかな」
2019年01月06日 21:00
芸能
中村勘九郎と阿部サダヲ(48)がダブル主演。勘九郎は「日本マラソンの父」「箱根駅伝創設者」として知られ、ストックホルム大会に日本人として五輪初参加した金栗四三(かなくり・しそう)を演じる。
勘九郎の父、故中村勘三郎さんは五代目中村勘九郎として99年の大河「元禄繚乱」に主演。親子2代の大河主演は故緒形拳さんと緒形直人(49)に続く史上2組目となる。勘九郎は「大河の主役を、同じ名前だけど違う人間が演じるのは史上初じゃないですか」とニンマリ。「父が1年間戦う姿を見て、大河の凄さを感じていました。出演者を家に招いてお酒を飲んでいた。結束力を強めていたんだなと思います」と思い出を振り返った。
ドラマオープニングのタイトルバックで「中村勘九郎」の文字を見たときは感慨深かったといい、「父が46年間名乗り、大切にしてきた『勘九郎』の名が大きく映し出されて。父が早く亡くなり、僕は親孝行ができなかったのですが、これで少しは親孝行、“勘九郎孝行”ができたかな」と微笑んだ。
若き日の落語家・古今亭志ん生である美濃部孝蔵(森山未來)とともに浅草を破天荒に生き抜く美しい遊女・小梅を演じる橋本は見どころについて「全ての格好いい役者さんたちが、可愛く、みんなチャーミングに見えるんです。是非その可愛さを楽しんでください」とアピールした。