藤井七段 A級棋士2人に完勝で連覇あと2!準決勝は行方八段と初対局「全力でぶつかる」
2019年01月20日 17:50
芸能
それ以来となる11カ月ぶり地元・愛知凱旋対局。大盤解説会、公開対局あわせて約450人のファンが応援に駆けつける中、再び季節外れの“藤井台風”がA級棋士2人を相手に猛威を振るった。
早指し棋戦で持ち時間が各40分しかないのが特徴だが、まずは午前中の1回戦で稲葉陽八段(30)を相手に8分も余らせて98手で快勝。午後の準々決勝は対照的に、時間を使い切って1分将棋になる展開ながら、糸谷哲郎八段(30)を相手にミスのない指し手で96手で寄せきった。
準決勝、決勝は都内で来月16日に行われる。終局後は準決勝の相手、公式戦初対局となる行方尚史八段(45)について「居飛車党の本格派のイメージがあります」と警戒。それでも連覇まで残り2勝に迫ったことに、「きょうのように全力でぶつかりたい」と意欲を隠さなかった。
ただ、師匠・杉本昌隆七段(50)が前日にサービストークで「連覇確率3〜4割」と語ったことに関し、自分では何割と思うか?を問われると苦笑い。「対局の当事者なので、確率は意味のないことかと…」とかわして難を逃れていた。