舘ひろし ブルーリボン賞主演男優賞に ダメ親父で新境地開拓
2019年01月21日 05:00
芸能
従来のダンディーなイメージを封印。定年後の生きがいを見いだせずに右往左往する、「とにかくだらしない」ダメ親父役で新境地を開いた。
その端緒は「あぶない刑事」でのバディー・柴田恭兵(67)の存在。「恭さまのナチュラルで軽い、クスッと笑わせる芝居に凄く憧れがあって、一緒にやることで学んだ気がする。それが今につながっていますね」と明かす。
「石原プロは大根(役者)の軍団」と自嘲するが、モントリオール世界映画祭でも最優秀男優賞を獲得。その際は渡から「おまえが大根の花を咲かせてくれた」と称えられ、「誇らしい気持ちになりました」と照れる。ちなみに今回は「もらえるものはもらっておけ」だったそうだ。
それ以上に「映画の楽しさを改めて発見した」のが大きな収穫。「たくさんのお客さんに見てもらえるよう、ひとつひとつの作品を大事にきっちりやっていくことが未来につながっていくのかな」と意欲を新たにした。