【第61回ブルーリボン賞 】
松坂桃李(30)が「孤狼の血」で助演男優賞。役所広司(63)演じる主人公とコンビを組む新人刑事を熱演し、「役所さんと白石監督に獲らせていただいた」と笑顔で話した。序盤と終盤で、表情も心境もガラリと変化する役柄。「台本に“ここはこういう気持ちで”と印をつけてました。作品に深みを与える演技というのを、この作品で学んだ気がします」
20歳で「侍戦隊シンケンジャー」に主演しデビューした松坂も、昨年10月に30歳を迎え、「心の揺れと向き合う役が多くなった」と変化を語る。「役所さんのように、“この人が出てたら見てみたい”と興味を持ってもらえる役者になりたい」と、大きな背中を追いかけている。