元CM女王、介護に奮闘する日々 家計は火の車、寝たきり状態の義父「自宅介護継続」か「施設」か…決断
2019年01月25日 20:40
芸能
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2年前に義母が他界すると、義父の認知症が悪化。胆管炎で入院するなど、入院生活が長かったため身体の衰えが進行。以前は一人でできた着替えも困難になってしまう。
追い打ちをかけるように、別の悩み事も発生。埼玉に住む実母の体調が悪化。6年前に大腸がんとすい臓がんの摘出手術をしたものの、昨年7月に検査で再発の恐れがあり、現在何度も精密検査を行っているという。高橋は介護と子育てで大変な中、不安がる母のために自宅から片道2時間をかけて埼玉に通い、月に4回の検査に付き添っていた。
家族としての大きな問題は「お金」。義父の介護費用が月に約10万円。夫と娘2人との生活費もあり、家計は火の車。義父の体調管理のため、光熱費は10万円近くかかる。介護のため広い家を借りており、家賃も高額になり、悩みは尽きない。
介護、子育てに忙しく就寝時間は深夜2時。朝は家族の朝食や子どもたちの支度のため朝早く起床するため平均睡眠時間は4時間。なぜそこまで頑張ることができるのかという問いに、高橋は「自身の祖父母介護の後悔」があったという。36歳から4年間、祖父母を介護していたが「後悔はたくさんあって…。同じ後悔はしたくない」と答えた。大切にしているストレス解消法は、運転中に大声で歌うことや、自宅で開催する気心知れたママ友たちとの食事会をすることだった。
大変な生活が続く中、心を打ち砕く問題が発生する。義父の足が動かなくなり、寝たきり状態に。自宅での寝たきり介護は、素人が安易に手を出すと地獄を見るといわれるほど過酷なもの。食事、排泄、入浴が今までの介護より困難になる。
高橋は夫と家族会議を行い、自宅で寝たきり介護をするか、義父を施設に預けるか話し合った。寝たきりになると介護がさらに大変になるため、施設に預けることが多いが、月平均20万円掛かるといわれる。
今よりも切り詰めた生活を送れば介護費用は捻出できるため、手狭なところへの引っ越しも考えた高橋だったが、最後に下した決断は「自宅での介護継続」。「ばあば(義母)と約束をしたので。“じいじをよろしくお願いします”と。最後まで孫に囲まれて家で見てあげたいなと思っています」と決断した理由を明かした。
金銭的な問題の解決にも着手。利用した介護サービスの自己負担が上限を超えた場合に払い戻される精度「高額介護サービス費支給制度」など勉強しているという。