5日に行われた将棋の第77期名人戦順位戦C級1組の対局で、ともに敗れた藤井聡太七段(16)と杉本昌隆七段(50)による師弟同時昇級への望みは、3月5日の最終戦に持ち越された。激闘から一夜明けた6日、杉本は在阪テレビ局で情報番組に出演。対局後の深夜に2人でラーメン店で食事し、関西将棋会館に戻り対局を振り返ったことなどを明かした。
前期順位で2番手の杉本は自力昇級が残るが、4番手の藤井の2期連続昇級には自身の勝利に加え、上位3人中2人以上の敗戦が条件になる。32年ぶりの師弟同時昇級は2人が勝ち、近藤と船江が敗れるケースのみ。状況は厳しくなったとはいえ、再び大きな注目が集まりそうだ。