三原じゅん子議員 壮絶半生を告白「金八先生」撮影当時のいじめ、流産、がん闘病…
2019年02月14日 23:16
芸能
だが、2010年、そんな芸能界での栄光をかなぐり捨て、自民党の比例代表候補として参議院選挙に出馬、初当選。2016年に再選し、現在は党内で女性議員を束ねる女性局長を務める。「二足のわらじを履けるほど国会議員の仕事を甘くは考えていない」として、当選後、女優引退を表明している。
MCの坂上忍は三原議員に「政界転身の真相」を聞き出すため東京・永田町の議員会館へ。そこで語られたのは衝撃の過去の数々だった…。
【借金取り】物心ついた頃には頻繁に家へ借金取りが来ていた。「私と兄が押し入れに隠れると、そこには父も…。母だけが応対していた」
【いじめ】出世作となった「金八先生」撮影当時、学校に登校すると、クラスメートから階段から蹴り落されるいじめにあった。また、早退しようとすると、「帰れ!」コールも。
【パニック障害】10代後半でパニック障害と摂食障害を併発した。「顔以外にじんましんが…。自分では記憶がないが、食べて戻すの繰り返し」
【二度の離婚、流産】最初の結婚はカーレーサーと。三原氏もプロのカーレーサーとして活躍していたが、34歳で離婚、レースも引退した。レース中の事故で妊娠2か月で流産したことも。2度目はタレントと結婚、おしどり夫婦としてバラエティー番組に出演したこともあったが、このときも流産を経験、43歳で離婚した。
もっとも辛かった経験が子宮頸(けい)がんの闘病生活だったが、坂上に対して、「周りを見渡したら自分より大変な方がたくさんいて、苦しんでいる方々のために国は何をしているんだろうと思い、政治家を目指した」と打ち明けた。
出馬、当選に至るまでには苦労の連続だったという。芸能人としての知名度はあっても党からの公認はなかなかもらえない。最初は「(ツッパリの)イメージが悪いし…」と相手にもしてくれない。やっと公認を獲得、選挙戦に突入したあとも「スタッフ全員素人ばかり」だった。
そうした苦難を乗り越え、いまや議員生活10年、「女性局長」要職につき、朝から深夜まで部会、委員会、懇親会に出席する多忙ぶり。
番組では、三原議員のプライベートにも密着。三原議員は2016年に3度目の結婚をしている。夫の中根雄也氏(30)は24歳年下。坂上が議員会館の三原議員の部屋を訪ねると、そこには中根氏の姿もあった。「えー、噂の…」と驚く坂上。じつは、中根氏は三原議員の秘書を務めているのだ。坂上が「夫婦喧嘩はしない?」と聞くと、「しないです。私、すっごい母性本能が強いんです」と、笑顔で答える三原議員。壮絶半生を告白したときとはうって変わった表情が印象的だった。