藤井聡太七段 渡辺明棋王下し朝日杯2連覇達成!「落ち着いて自分の将棋を指すことができた」
2019年02月16日 16:56
芸能
ともに今年度の勝率が8割を超える藤井と渡辺は、公式戦、非公式戦を通じて初対局。渡辺は現在、挑戦中の王将戦7番勝負で3勝0敗、7連覇がかかる棋王戦5番勝負でも2勝0敗と、ともに王手を掛けている。現将棋界で最強と目される渡辺に完勝した藤井が、連覇に花を添えた。
朝日杯将棋オープン戦は全棋士参加の一般棋戦で、持ち時間は各40分。昨年が初出場だった藤井は1次予選から勝ち上がり、史上最年少の15歳6カ月で棋戦優勝を達成。同時に史上最年少で六段へ昇段した。
今期の藤井は本戦の1回戦から登場。稲葉陽八段(30)、準々決勝では糸谷哲郎八段(30)とトップ棋士を連破してベスト4に進んだ。この日の準決勝では、藤井は行方尚史八段(45)、渡辺は千田翔太六段(24)にそれぞれ勝利し勝ち上がった。
藤井七段の今期の成績はこれで40勝7敗となり、勝率は・8511。1967年度に中原16世名人が記録した歴代1位の・8545(47勝8敗)の更新の可能性を残した。
▼藤井聡太七段 多くの方に見ていただいた中で、2局とも落ち着いて自分の将棋を指すことができた。去年に続いて優勝という結果を残すことができて嬉しく思う。
▼渡辺明棋王 初手合いで楽しみにしていた。勝負手を逃してからは一方的になってしまい、物足りない内容になって申し訳ない。その辺りを課題にして頑張りたい。