岡田茉莉子 佐藤監督訃報に「いい仕事させていただきました」
2019年02月18日 05:30
芸能
▼西田 敏行(俳優)佐藤純彌監督が逝去されたと聞き、1985年に撮影した「植村直己物語」のことが思い出されました。ことに、北極での撮影ではスタッフ・キャストの命を守り、作品の成功に導かねばというpressure(プレッシャー)と戦いながら、皆の前では穏やかな表情で監督指揮をしていた姿です。人望があり、学者肌の映画監督でした。
▼三田 佳子(女優)「廓(くるわ)育ち」「王将」「愛欲」「未完の対局」「敦煌」など、多くの作品でご一緒してきました。監督の旭日小綬章の受章を、東映の仲間たちとともに時間が尽きるまで喜び、祝った日が昨日のことのようです。最近は折に触れての手紙の添え書きが心に残っていました。一つの時代が終わったような、何とも言えない寂しさを感じます。
▼佐藤 浩市(「敦煌」に出演)およそ30年前、当時の中国での半年間に及ぶ苦しい撮影の中、いろいろ教えていただきました。親子でお世話になりました。
▼中野 良子(「野性の証明」などに出演)映画3作品でご一緒でき、私どもに温かいまなざしのもと伸び伸びと演技のできる場を与えてくださいました。
▼大沢 たかお(「桜田門外ノ変」に出演)仕事への姿勢、情熱そして優しさ、俳優として一生の指針となるようなたくさんの経験をさせていただきました。その時の教えが、今でも自分の作品への姿勢となっています。これからもその教えに恥じないよう精いっぱい頑張りますと、天国の佐藤監督に報告したいと思います。
▼南野 陽子(「私を抱いてそしてキスして」主演)若い者の言葉にも耳を傾けてくださり、大きく受けとめていただきました。撮影の合間に教えていただいたことは宝物です。