竹中直人 五社英雄監督から「アニキさんだけに見てほしい…」と明かされた秘密とは
2019年02月22日 20:20
芸能
その後も自らがメガホンをとった作品に竹中を起用した。そして「陽炎」(1991年)の撮影前、2人きりで会った際、監督は竹中にこう切り出した。
「アニキさん、俺はもうすぐ死ぬから…」
この直前、監督は食道がんの手術を受けていた。「アニキさんに見てほしいものがある。うちに来てほしい」と自宅に誘われた。
「よーく見てくださいよ」
監督が服を脱ぎだすと、竹中は「見てはいけないものを見てしまった」という思いだった。「全身にすごい刺青、ビックリしました。言葉は出てこなかった。(絵柄は)義経の鬼退治だった」と思い出す。
監督は1992年、63歳で他界した。なぜ、竹中にだけ「禁断の秘密」を明かしたのか。番組では娘の巴さんに直撃した。
巴さんは「笑いながら怒る人をテレビで見ていた父が『すごい奴が出てきた』と言っていた。コメディの中に収まりきらないと思っていたんでしょうね。特別な存在で、息子みたいにかわいがっていた。(刺青に込められた)覚悟を見てほしかったのではないですか」と話していた。