近藤サト「たかが白髪にしただけなのに」 今が最大のモテ期「出会いと仕事が増えた」

2019年03月01日 16:35

芸能

近藤サト「たかが白髪にしただけなのに」 今が最大のモテ期「出会いと仕事が増えた」
「朝日新聞 Re ライフ FESTIVAL 2019」でスペシャルトークを行った近藤サト Photo By スポニチ
 フリーアナウンサーの近藤サト(50)が1日、都内で開かれた「朝日新聞 Re ライフ FESTIVAL 2019」で「自分らしく生きること」をテーマにスペシャルトークを行った。500人以上集まった聴衆を前に「白髪の近藤サトをぜひご覧になってください」と話し、会場を沸かせた。
 髪を染めることをやめ、白髪まじりのグレーヘアでメディアに登場するようになった近藤。メディアにはたびたび「なぜ女性を捨てたんですか?」と聞かれるというが、「女を捨てる気持ちは1ミリもありません」と笑って否定。「白髪にして、いまが最大のモテ期」と胸を張る。「髪を染めないという選択をしただけなのに、出会いと仕事が増え、新しい生き方に出合えた」と微笑んだ。

 近藤は40過ぎて、いろいろなアレルギーが出て、ついには白髪染めの薬剤にかぶれ「そろそろ肉体的にも気力、体力、諸事情からやむを得ず、負けを認める発想だった」と話す。さかのぼれば、東日本大震災後に非常用持ち出し袋の中に「家庭用白髪染めを入れていた自分に嫌な気がした」のがはじまりで、「浅はかで恥ずかしい。そもそもなんで染めるようになったのだろう」と考えるようになったという。

 白髪を染めない選択をする女性が増えているというが、近藤は「どうぞ、とはおすすめしない」ときっぱり。「新しいことをやると、最初は多くの批判にさらされる」とし、近藤のグレーヘアには賛同の声もあったが、「劣化した」「見苦しい」「だらしない」という声も飛び交った。それでも決意に揺るぎはなく「私を私でないものにしようとする力が来た」と想定内の批判として受け止めたそう。「自己責任でもあるし、リスクもある。いいことばっかりでない」と言う。一方、「こんなに白髪染めに悩んでいる人がいたことは知らなかった」とし、同じ思いの人たちの「がんばっての声が後押しをしてくれた」と喜んだ。ただ、メディアが自然体の「グレーヘア」か、若作りをする「美魔女」のどちらがいいかと煽ることについては、「両極端。ほとんどの人がそれに属さない」と辟易した様子。

 「自分というのは変幻自在。たかが白髪にしただけなのに」。白髪にして、注目されたのは「アナウンサーだったから。白髪のアナウンサーなんて一人もいない」。今後、ステージなど変われば「グレーヘアをやめる」という可能性もあると示唆した。
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